床矯正(しょうきょうせい)
「歯列を広げる矯正」
手おくれになる前に・・・
痛くなくカンタンに出来る矯正をしたい方に
床矯正(しょうきょうせい)って ?
矯正に興味はある・・・でも・・・
痛みをともなったり、お金のかかる歯の矯正は・・・
そこで、歯列の成長とともにきれいな歯並びに誘導する「床矯正」をおすすめします。
「床矯正」は成長期だからこそ効果的な“歯列を拡げる”矯正法です。“歯列を拡げる”ことで大きな永久歯が入るスペースを、短期間で作ることが出来ます。子供の早い成長を生かし、早く結果を出し将来、大変な矯正治療をしなくてすむようになるのです。
床矯正の特長
- 半日以上付ければOK
- 1日14時間:午前中と夕方から夜間
- 痛みなく歯列を広げ永久歯を並べる(早く治し短期間で結果が出ます)
- 子供の成長を生かし、幼少からできる(9才までがベストです)
- 永久歯を抜かない
- 歯ブラシしてから装着
- 着脱は自分で出来る
- よく咬んでしっかり食事ができる
Q. そもそも、歯並びってそんなに大切ですか?
A. 大切です!歯並びが悪いと「よくかむ」ことができなくなります。
よくかむと…
①唾液が出る ・・・・・・・▶ 虫歯予防
②筋肉が動く ・・・・・・・▶ 良いお顔になる
③脳へ刺激がいく ・・・・・▶ 記憶力や集中力がUP
④あごの骨が成長する・・・▶ 歯並びが良くなる
こんなとき…お顔の筋肉がしっかり発達していないかもしれません。
- ・お口がポカンと開いている
- ・目が垂れている
- ・食べ物が口からこぼれる
- ・ほおがだらんとしている
- ・風船をふくらませられない
- ・ろうそくの火が消せない
その子が持っている、本来の美しいお顔が現れて、本当にびっくりするほどお顔が変わります!
床矯正(しょうきょうせい)の特性について
床矯正と抜歯矯正とのちがい
床矯正では、永久歯は抜かずに歯列を広げて歯を並べます。
従来の矯正治療では、歯を抜いてスペースを作りますが、
床矯正ではプレートに付いたネジを棒で巻いて「床(しょう)」を拡大させ、徐々に歯を正しい位置に移動させていきます。
使用方法
毎日半日以上(14時間)装着していれば、治療は可能です。
装着時間が長いほど治療は早く終了しますが、食事や歯磨き・発音障害が生じる場合(国語や音楽の授業など)は、取り外します。
床矯正はプレートについたねじを棒で巻いて、床を拡大させ、歯列を拡げたり歯を移動させる矯正法です。お家でカンタンに出来ます。これは、床矯正ならではの利点であり、食事や歯みがき・発音障害を生じる場合(国語や英語の授業など)は取り外します。装置時間が長いほど治療は早く終了します。1日の半分以上(1日14時間)装着していれば治療は可能です。
※治すのは患者さんと保護者の方です。寝ている時間のすべてと日中の1時間は使用していないと歯が戻ってしまうことがあります。きちんと効果が出るように、がんばりましょう。
※期間、治療費は個人差や患者さんの努力次第で変わります。
- ・週1~2回、プレートについたネジを巻いて「床(しょう)」を拡大します。(1ヶ月1ミリ程度)
- ・毎月1度のチェック。両手で装置を外しましょう。バネがゆるくなったら調整します。
- ・治すのは患者さんと保護者の方です。毎日半日以上は使用しないと歯が元に戻ってしまいます。1つの装置を半年くらいで卒業できるよう頑張りましょう。
床矯正(しょうきょうせい)の流れ
疑問があればなんでもご質問ください。流れを把握し安心して始めましょう。
スタート
ステップ1
レントゲン撮影。歯型取り。口の中・顔などの写真撮影をします。
【矯正を始める前】あごが狭く、歯が収まりきってないために歯並びが乱れています。
1ヶ月後
ステップ2
装置の完成。装着スタートです。着脱の確認をし、装着手順や操作法を詳しくご説明します。
【装置装着】矯正のスタートです。成長に合わせて1ヶ月に1ミリ程度あごを広げていきます。
毎月1度のチェック
ステップ3
装置のゆるみ、口腔内の状態などをチェックします。
半年後
ステップ4
歯並びの状態により、再度装置が必要な場合は作成します。
数年後
ステップ5
歯を動かす期間がほぼ終了。その後、歯が元の位置に戻らないよう、しばらくは就寝中のみ装置を装着する「保定」が必要です。
▲【矯正終了後】あごが広くなり、歯がきれいに収まりました。
開始時期について
治療開始は早ければ早いほど良いでしょう。
あごの未発達により歯が収まりきれず、歯が重なっていると、将来虫歯や歯周病にかかりやすくなります。“歯列をひろげる”ことで歯が生えるスペースを作り、きれいな歯ならびにすることが出来ます。
歯並びを改善することで、「睡眠時無呼吸症候群」の予防、「鼻づまり・イビキ」の改善など様々な効果が期待できます。
早期に治療を開始すれば、装置の数も少なくすみ、治療も短期間で終了します。
八重歯にならないために・・・早めの治療を心がけましょう。
この症例は、9才時におかしいなと思いながら放置していたら、2年後に生えてきた犬歯が入りきらず、治療期間や治療費、何より患者さんの負担が大幅に増してしまいました。